GRE とは

 

GREとは、Graduate Record Examination の頭文字をとったテストで、主に北米の大学院に出願を行う際に要求されるテストです。Verbal (英語), Quantitative (数学), Essay (英作文) の3セクションからなるテストで、非常に難易度の高いテストとして知られています。

Verbal (英語) は130-170点の範囲で1点刻みでスコアが出されます。語彙力を基盤とした英語スキルが要求され、英語ネイティブでも知らないレベルの単語がテストのあちらこちらで見られます。問題に出されている単語を理解したうえで、文脈を読みながら最善の選択肢を選んでいくスキルが要求されます。また、長文読解の問題も多く出題されるため、語彙力のみならず、高いレベルでの読解能力が求められます。問題の題材となるのは、理系、文系、社会系、アート系、日常英語、と多岐に渡るため、予め多くの幅広い問題を解いておくことで、専門性の高い問題が出題されても対応できるよう、準備しておく必要があります。

Quantitative (数学)は、一般的な数学の計算スキル、思考スキル、グラフの解釈を行うスキルを問う問題で構成されています。同じく130-170点の範囲で1点刻みでスコアが出されます。数学自体のレベルとしては、中学までの数学全般と、一部高校で履修する内容(数列、確率など)から出題されます。三角関数や微分積分は出題されないため、高度な計算が必要とされるわけではないが、与えられた情報をもとに適切な式を組み立て、与えられた条件の考慮しながら問題を解いていくスキルが必要になります。計算機の機能を使うことができるので、計算スキルそのものよりは、計算式を組み立てるスキルのほうがより重要になります。

Essay (英作文)セクションでは2枚のエッセーを書きます。Issueエッセーでは、賛成・反対、A or B というタイプの問題に対し自分の意見を表明しサポートを行います。また、どの程度賛成・反対なのか?いかなる環境で自分の意見は揺らぎえるのか?というより高次元なエッセーの展開が求められます。Argumentエッセーでは、ある主張(ライバル会社Aは支社を多く作り成功しているので我が社も同じ戦略に出るべきだ、など)が与えられ、その主張に対し論理の脆弱性、矛盾、確立されていない前提などを指摘していくタイプのエッセーです。いずれのタイプのエッセーも30分で書くエッセーとなっており、0.0-6.0の範囲で、0.5点刻みでスコアが出されます。

北米の大学院への出願において要求されるGREにおいて、スコアが高いほうが他の条件が同じ場合その出願者の合格率を高めます。大学院のランキングが上位になってくるにつれ学校側が期待するスコアも上がり、学校によっては明確に足きりラインを示す学校もあります。他の要素がよくても、GREが著しく悪いとそれが響き不合格になることもあれば、逆に、他の要素(例えばGPAなど)で他の出願者に若干劣る場合でも、GREで高い点数を取ることで一定の範囲カバーすることもできます。

非常に難易度が高い問題が多く出題されるため、予め問題を解く、模試を受けるなどの準備を十分に講じておくことが、限られた時間で目標点を取る上で、また希望する大学院への合格を勝ち取るうえで非常に重要となります。